茨木市の税理士、三松です。
「経理はめんどくさい」、「経理は税理士に丸投げしたい」と思われている社長も多いと思いますが、自社で経理をすることにはメリットがあります。
今回は自社で経理をすること、いわゆる「自計化のメリット」について解説したいと思います。
自社で経理をすると、昨日までの経営成績や財政状態をリアルタイムで知ることができるようになります。
毎日、コツコツ経理することで日々の業績がすぐにわかるということです。
これが、税理士に丸投げしていた場合はどうでしょうか?
請求書や領収書の束を会計事務所に預けたあと、首を長くして待つ必要があります。
短くても1ヶ月、遅ければ2ヶ月後くらいに業績を把握することになります。
10月の業績であれば、12月に把握することになるということです。
これでは社長が試算表を見ても、「今頃、2ヶ月前の業績を見せられても意味ないわー」となってしまいます。
ですから、自社で経理をしてタイムリーに業績を把握するのです。
自社で経理をすれば、前月の業績は早ければ翌月10日までに把握することも可能でしょう。
もちろん、日々の経理入力を高めれば、前日までの業績を把握することも可能です。
このように早期に経営成績を把握することができれば、業績改善や業績アップのための対策にいち早く取り組むことができます。
前月の業績が悪くても、翌月に取り返すことが可能ということです。
自社で経理することで、会計を経営に活用した業績アップに取り組めるというメリットがあります。
自社で経理に取り組んで、毎月経営成績を把握している経営者と、経理を税理士に丸投げしている経営者がいた場合、金融機関の担当者はどちらの経営者とお付き合いしたいと思うでしょうか。
当然、前者だと思います。
自分の会社の事は、やはり経営者自身が一番わかっていないといけません。
経理を会計事務所に丸投げしている場合、今の業績がどうなのか、資金はどれくらいあるのかなど、金融機関からの質問に対してしっかりとた数字で答えることができないのではないでしょうか。
自社で経理に取り組んでいれば、最新業績の報告ができますし、将来を見据えたお話から融資の話へつなげることもできます。
経営者ご自身で、自社の業績を金融機関に報告できることは、あたり前のことかもしれませんが、金融機関からの評価は上がるはずです。
自社で経理することで、金融機関からの信頼性を高め、融資を受けやすい会社になるというメリットがあります。
経理を自社でやるメリットはわかっても、やっぱり経理は大変だ、難しいといったイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
会計ソフトを導入すれば、経理業務は簡単にできちゃいます!
当事務所では、経理業務の省力化に力をいれておりまして、簿記や会計の知識がない方でも簡単に経理業務ができるようにサポートさせていただいております。
例えば、よく出てくる取引についてはあらかじめ仕訳を設定しておいて、お客様にご入力いただくのは「日付」、「金額」、「内容」のみとなっています。
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また、最近の会計ソフトはかなり進化しておりまして、預金のデータについてはインターネットバンキングと連携させることで、自動で仕訳が入力できてしまいます。
一瞬で経理業務ができるということです。
預金の取引については仕訳の中で約40%が占めていると言われています。
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また、飲食店や小売店などのレジデータとも連携が可能です。
とにかく、経理業務を楽にしていただいて、しっかり業績を見て経営に活用できるようにサポートさせていただいております。
中小企業にとっての最小の投資で最大の成果を得るものが、会計処理の自計化です。
自社で経理することは、パソコンと会計ソフトがあれば取り組むことができます。
自社で経理に取り組んで、毎月数字をしっかり見ている会社は、やはり業績もいいです。
それは、会計数字を経営に活用できているからだと思います。
当事務所が全力でサポートしますので、自計化に取り組んで、会計で会社を強くしていきましょう!